
ミスター・ヒト(安達勝治)は、中島らもとの共著である、その名もズバリ
『クマと闘ったヒト』(MF文庫ダ・ヴィンチ)の中で、レスリング・ベアとの闘いを
次のように語っている。
「おれがやったのは、ブラウンベアというやつで、体長2メートル50くらいあった。
口輪をはめて、前歯と牙が取ってあるんです。爪もない。後ろ足の爪はあるんですけどね。
小さいときから育てていて、トレーナーがちゃんと教えていますからね。
トレーナーがポケットにキャラメルを持っていて、なにかするたびにそれをやるんです。
言ったとおりにちゃんとレスリングしますよ。下手なレスラーより上手い(笑)。
俺がうしろにまわって掴みにいくと、ちゃんと腕を取ってフライングメイヤーしましたよ。
おれはバーンと受け身を取って、今度はうしろからベアハッグ。
でもクマは加減がわからないから、ガッとつかみにくるでしょ。
つかんでくると、もう力入って噛みにくる。最初はウワーッと飛び上がったけど、
そのうち慣れたからガーンと殴ると、痛いから逃げていくんですよ」
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